いとし・い【愛しい】
[形][文]いと・し[シク]《「いとおしい」から》 1 かわいく思うさま。恋しく慕わしい。「—・いわが子」「—・い人」 2 かわいそうだ。ふびんだ。「哀れな境遇を—・く思う」 [派生]いとしがる...
おく‐ゆかし・い【奥床しい】
[形][文]おくゆか・し[シク] 1 深みと品位があって、心がひかれる。深い心遣いが感じられて慕わしい。「人柄が—・い」 2 《「奥行かし」で、心がひかれる意から》奥にひそむものに強く心がひかれ...
なま‐ゆか・し【生懐し】
[形シク]なんとなく慕わしい。「京の—・しうなりゆけるに」〈平中・三六〉
にくから◦ず【憎からず】
[連語]《形容詞「にくし」の未然形+打消しの助動詞「ず」》 1 好感がもてる。かわいい。慕わしい。「—◦ず思う」 2 見苦しくない。感じがよい。「—◦ず、うち笑みて聞きゐ給へり」〈源・東屋〉