なぐさめ‐ぐさ【慰め種/慰め草】
心を慰める材料。心をいやすもととなるもの。「命侍らむ限りは、何か朝夕の—にて見過ぐしつべし」〈源・東屋〉
なぐさ・める【慰める】
[動マ下一][文]なぐさ・む[マ下二] 1 何かをして、一時の悲しみや苦しみをまぎらせる。心を楽しませる。心をなごやかに静める。「失意の友を—・める」「音楽に—・められる」 2 労をねぎらう。い...
ね・ぐ【労ぐ/犒ぐ】
[動ガ上二] 1 神の心を慰めて、加護を願う。「和魂(にきみたま)を—・ぎて王船(みふね)の鎮めとし」〈神功紀〉 2 いたわる。慰める。ねぎらう。「勇みたる猛き軍士(いくさ)と—・ぎ給ひ」〈万・...
はなし‐とぎ【話伽】
話し相手になって人の退屈を慰めること。また、その人。「伊勢参宮の道中、—にと、たって誘はれしを」〈浮・新永代蔵・四〉
びょう‐かん【病間】
1 病気にかかっている間。「—を慰める句作などをした時分は」〈芥川・枯野抄〉 2 病気の少しよくなっている時。
ぶ‐りょう【無聊】
[名・形動]退屈なこと。心が楽しまないこと。気が晴れないこと。また、そのさま。むりょう。「—を慰める」「—な(の)日々」
み‐ま・う【見舞う】
[動ワ五(ハ四)] 1 病人や災難にあった人などを訪れて慰める。また、書面などで安否をたずねる。「けがをした友人を—・う」 2 望ましくない事が訪れる。災難などが襲う。「パンチを—・う」「台風に...
むし‐くよう【虫供養】
10月10日ごろに、農作のために殺した虫の霊を慰めるための供養。
やさし・い【優しい】
[形][文]やさ・し[シク]《動詞「痩(や)す」の形容詞化で、5が原義》 1 姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。「—・い顔かたち」「声が—・い」 2 他人に対して思いやりがあり、情がこま...
ワーニャおじさん【ワーニャ伯父さん】
《原題、(ロシア)Dyadya Vanya》チェーホフの戯曲。4幕。1897年初演。ロシアの田園で、領地の経営に献身して裏切られた伯父ワーニャと、失恋に傷つきながらも伯父を慰める姪ソーニャの生活...