なぐさみ‐もの【慰み物】
慰みのたねや手段となるもの。「ほんの—程度の余技」
なぐさみ‐もの【慰み者】
一時の慰みにもてあそばれる者。
なぐさ・む【慰む】
[動マ五(四)] 1 そのことで、一時気持ちが晴れ晴れする。気がまぎれる。なごむ。「心—・む話」 2 ㋐もてあそんで楽しむ。慰み者にする。「さんざ—・んで捨てる」 ㋑気をまぎらす。心を楽しませ...
なぐさめ【慰め】
慰めること。また、そのもの。「子供の成長が—になる」「けががなかったのがせめてもの—である」
なぐさめ‐がお【慰め顔】
慰めようとする顔つき、そぶり。「—で言葉をかける」
なぐさめ‐ぐさ【慰め種/慰め草】
心を慰める材料。心をいやすもととなるもの。「命侍らむ限りは、何か朝夕の—にて見過ぐしつべし」〈源・東屋〉
なぐさめ‐どころ【慰め所】
心の慰めになる所や物事、相手。「限りだになき物思ひは口惜しく、—だにぞなかりける」〈狭衣・二〉
なぐさ・める【慰める】
[動マ下一][文]なぐさ・む[マ下二] 1 何かをして、一時の悲しみや苦しみをまぎらせる。心を楽しませる。心をなごやかに静める。「失意の友を—・める」「音楽に—・められる」 2 労をねぎらう。い...
なぐさもる【慰もる】
《動詞「なぐさむ」の連体形「なぐさむる」の音変化》気をまぎらす。なぐさめる。「—心はなしにかくのみし恋ひや渡らむ月に日に異(け)に」〈万・二五九六〉