あい‐れん【哀憐】
[名](スル)悲しみ哀れむこと。ふびんに思うこと。哀憫(あいびん)。
あい‐れん【愛憐】
[名](スル)哀れみ、いつくしむこと。「互に—する男女の間にても」〈鉄腸・花間鶯〉
か‐れん【可憐】
[名・形動]《「憐(あわれ)むべき」の意から》姿・形がかわいらしく、守ってやりたくなるような気持ちを起こさせること。また、そのさま。「—に咲く野の花」「少女の—な瞳」 [派生]かれんさ[名]
じゅんじょう‐かれん【純情可憐】
[名・形動]素直でけがれがなく、いじらしくていとおしく感じられるようす。「—な少女」
すい‐れん【垂憐】
情けをかけること。「其上本国の民にても同じ人類の事なれば御—可被下(くださるべく)」〈条野有人・近世紀聞〉
そうふれん【相府蓮/想夫恋/想夫憐】
雅楽。唐楽。平調(ひょうじょう)で新楽の中曲。舞は古くに絶えた。古代中国の晋の大臣王倹が官邸の池に蓮(はす)を植えて愛したことを叙した曲という。日本では男を恋する女心の曲とされ、小督局(こごうの...
れん【憐】
[人名用漢字] [音]レン(呉)(漢) [訓]あわれむ 1 気の毒に思う。あわれむ。「憐察・憐情・憐憫(れんびん)/哀憐」 2 かわいく思う。いとおしむ。「愛憐・可憐」