たいおう‐げんり【対応原理】
量子論的なある量と古典物理学上の量との間には性質が異なるにもかかわらず、一定の対応が成り立つという理論。1918年に理論物理学者ボーアが提唱。
たいりく‐ほう【大陸法】
ドイツ・フランスなど、ローマ法の影響を強く受けたヨーロッパ大陸諸国の法律。成文法を中心として成り立つ。→英米法
たどう‐し【他動詞】
動詞を意味の上から分類した一。その動詞の表す動作や作用が直接他に働きかけたり、他をつくり出したりする働きとして成り立つもの。動作・作用が及ぶ対象は、ふつう格助詞「を」で表される。「本を読む」「窓...
民(たみ)信(しん)無(な)くば立(た)たず
《「論語」顔淵から》政治は民衆の信頼なくして成り立つものではない。孔子が、政治をおこなう上で大切なものとして軍備・食糧・民衆の信頼の三つを挙げ、中でも重要なのが信頼であると説いたことから。民信無...
タリーフィッシャー‐かんけい【タリーフィッシャー関係】
《Tully-Fisher relation》渦巻銀河の絶対光度と回転速度に見られる経験則。1977年にブレント=タリーとリチャード=フィッシャーが提唱。恒星の回転に由来するスペクトル線のドップ...
ちょうきょり‐ちつじょ【長距離秩序】
離れた位置にある原子同士に見られる秩序。最近接原子数、結合距離、結合角などが原子間距離をはるかに超えた範囲で規則性をもつこと。非晶質物質の場合は近距離秩序のみが成り立つ。
ていじょう‐りゅう【定常流】
時間的に運動の様相が変化しない流れ。流体の流速、圧力、密度などの物理量は時間によらず一定。完全流体の場合はベルヌーイの定理が成り立つ。⇔非定常流。
でき‐あが・る【出来上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 すっかりできる。完成する。仕上がる。「注文した服が—・る」 2 生まれつく。本来そういうものとして成り立つ。「背のすらりとした撫肩の恰好よく—・った女で」〈漱石・吾輩は猫で...
で・きる【出来る】
[動カ上一]《カ変動詞「でく(出来)」の連体形「でくる」から》 1 いままでなかった物事がつくられて存在する。新しく物事が生じる。発生する。出現する。「水たまりが—・きる」「にきびが—・きる」「...
どう‐ち【同値】
論理学で、二つの命題p、qにおいて、一方が真であれば他方も真、一方が偽であれば他方も偽という関係が成り立つとき、pとqは同値であるという。また、「pならばq」と「qならばp」が同時に成り立つとき...