かな・える【適える/叶える】
[動ア下一][文]かな・ふ[ハ下二] 1 (適える)ぴったり合うようにする。条件や基準などを、十分に満たす。「必要条件を—・える」 2 (叶える)思いどおりに実現させる。聞き届ける。成就させる。...
かんこんき【還魂記】
中国、明代の戯曲。55幕。湯顕祖(とうけんそ)作。1598年刊。青年の柳夢梅と美女の杜麗娘(とれいじょう)の恋愛の成就を、現世と冥界とを舞台に描いたもの。恋愛至上主義をうたった、明曲の代表作。牡...
かんじんほんぞんしょう【観心本尊抄】
鎌倉時代の仏教書。1巻。日蓮著。文永10年(1273)成立。観心と本尊は妙法蓮華経として具現されているとし、口に南無妙法蓮華経と唱えることで仏果の成就を得ると説く。日蓮五大部の一。如来滅後五五百...
がん‐ど【願土】
阿弥陀仏の本願の力によって成就された浄土、すなわち、極楽浄土。
くきょう‐がん【究竟願】
仏語。中途でくじけたり後退したりしないで成就した願。
くめ‐の‐いわばし【久米の岩橋】
役(えん)の行者が大和の葛城山から吉野の金峰山(きんぷせん)まで架け渡そうとしたという伝説上の橋。葛城の神が夜間しか働かなかったために完成しなかったという。多く和歌で男女の契りが成就しないことの...
愚公(ぐこう)山(やま)を移(うつ)す
どんなに困難なことでも努力を続ければ、やがては成就するというたとえ。 [補説]愚公という老人が、交通の便をよくするために一族で自宅の前にある山を崩しはじめた。これを見た人が、その愚かさを笑ったの...
げん‐こう‐り‐てい【元亨利貞】
易経で乾(けん)の卦(け)を説明する語。「元」を万物の始、善の長、「亨」を万物の長、「利」を万物の生育、「貞」を万物の成就と解し、天の四徳として春夏秋冬、仁礼義智に配する。
こう‐てい【功程】
仕事の量。作業の程度。「凡(およ)そ人、特に労苦の—に由りて、非常の業を成就することなり」〈中村訳・西国立志編〉
こうべん‐けん【抗弁権】
相手方の請求権の行使を、ある条件の成就するまで一時的に拒否することのできる権利。同時履行の抗弁権、催告の抗弁権、検索の抗弁権など。