マリアのくび【マリアの首】
田中千禾夫の戯曲。4幕9場。副題「幻に長崎を想う曲」で、終戦後の長崎を舞台とする。昭和34年(1959)2月、新人会が初演。同年、第6回岸田演劇賞、第10回芸術選奨受賞。
マリアへのおつげ【マリアへのお告げ】
《原題、(フランス)L'Annonce faite à Marie》クローデルによる戯曲。自身の旧作「乙女ビオレーヌ」を改作したもので、第1稿は1912年発表、同年オーレリアン=ルニェ=ポーの演...
マリア‐マグダレーナ【(ドイツ)Maria Magdalene】
ヘッベルによる戯曲。3幕の悲劇。1844年刊行、1846年初演。男に捨てられ、父親の名誉心を慮(おもんぱか)って自殺する娘の姿を描く市民悲劇。イプセンの社会劇の先駆とも評される作品。邦題は「マリ...
みしま‐しょう【三島賞】
三島由紀夫を記念して昭和63年(1988)に創設された文学賞。年に1回、小説・評論・詩歌・戯曲作品を対象として選考される。第1回受賞作品は高橋源一郎の「優雅で感傷的な日本野球」。三島由紀夫賞。
みどりいろのストッキング【緑色のストッキング】
安部公房の戯曲。昭和49年(1974)初演。第26回読売文学賞戯曲賞受賞。原型は昭和30年(1955)発表の短編小説「盲腸」、また同作を原作とするテレビドラマ「羊腸人類」。
みひつのこい【未必の故意】
安部公房の戯曲。昭和46年(1971)9月、俳優座劇場にて初演、同年刊行。著者自身の脚本により制作された昭和39年(1964)のテレビドラマ「目撃者」を戯曲化したもの。第22回芸術選奨文部大臣賞受賞。
ミランダ【Miranda】
シェークスピアの戯曲「テンペスト」の登場人物。主人公プロスペローの娘。
天王星の第5衛星。1948年に発見。名は
に由来。表面には明暗や起伏のまったく異なる地域がつぎはぎのように見えるが、そ...
ミルラ【(イタリア)Mirra】
アルフィエーリの戯曲。1787年の作。歴史的な出来事や伝説、神話に取材した悲劇シリーズ(全19編)の作品のひとつ。ミッラ。ミラ。
みんしゅうのてき【民衆の敵】
《原題、(ノルウェー)En folkefiende》イプセンの戯曲。1882年の作。精神的な貴族主義を描く。
ミンナ‐フォン‐バルンヘルム【(ドイツ)Minna von Barnhelm】
レッシングの戯曲。七年戦争後のドイツを舞台とする5幕の喜劇。1767年初演。