にし‐メボン【西メボン】
《West Mebon》カンボジア北部、アンコールにある仏教寺院の遺跡。アンコールトムの西方、人工水域である西バライの中心に位置する。11世紀末頃の建立。回廊の一部のほか、クメール美術を代表する...
にしゅ‐きん【二朱金】
江戸時代通用の金貨の一。長方形で、8枚が小判1両に相当する。元禄二朱金・天保二朱金・万延二朱金がある。二朱判金。
にしゅ‐ぎん【二朱銀】
江戸時代通用の銀貨の一。長方形で、2枚が銀1分。8枚が小判1両、つまり二朱金同等に通用した。安永南鐐(なんりょう)・文政南鐐・安政二朱銀がある。二朱判銀。
にじっ‐せいき【二十世紀】
1 西暦1901年から2000年までの100年間。 2 ナシの一品種。19世紀末に千葉県松戸で発見された。果皮は淡緑黄色、果肉は水分に富み甘い。
にじのたにのごがつ【虹の谷の五月】
船戸与一の長編小説。フィリピンを舞台に日本人とのハーフ、トシオの成長を描く。平成12年(2000)刊行。同年、第123回直木賞受賞。
にじゅうしのひとみ【二十四の瞳】
壺井栄の小説。昭和27年(1952)発表。第二次大戦前後の世相を背景に、瀬戸内海の島に赴任した若い女性教師と12人の生徒たちの交情を描く。
木下恵介監督・脚色による映画の題名。昭和29年(1...
にじゅう‐ばし【二重橋】
皇居正門の堀にかかる鉄製の橋の俗称。江戸時代は木橋で、堀が深いため上下二重に橋桁(はしげた)を組んだところからよばれたもの。 [補説]一般に、皇居前広場から見える二重アーチ構造の石橋を「二重橋」...
にじゅうよくみ‐どいや【二十四組問屋】
江戸時代、大坂の江戸積問屋の仲間。17世紀末に成立。当初10組、のち24組。同じころ成立した江戸の十組問屋(とくみどいや)と結んで、大坂から江戸へ積み出す荷物を独占的に取り扱った。
にじゅうろくや‐まち【二十六夜待ち】
江戸時代、陰暦正月・7月の26日の夜、月の出るのを待って拝むこと。月光の中に弥陀・観音・勢至の三尊が現れると言い伝えられ、特に江戸高輪(たかなわ)から品川あたりにかけて盛んに行われた。六夜待ち。
にじょう‐じょうだい【二条城代】
江戸幕府の職名。京都二条城を守衛する役。江戸初期に設置、元禄12年(1699)廃止。