ばらけ‐がみ【散け髪】
1 ふり乱した髪。ざんばら髪。ばらげ。 2 江戸時代、歌舞伎役者が楽屋にいるときに結った簡単な髪形。
ばん‐いし【番医師】
江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、営中の表方にいて医療を受け持ち、また、桔梗(ききょう)の間(ま)に宿直して不時の治療をした。番医。
ばん‐がしら【番頭】
1 武家時代の番衆の長。 2 江戸時代、大番組・小姓組・書院番などの長。
ばん‐ぎ【板木】
合図のためにたたき鳴らす板。寺院の集会などの合図、また、江戸時代には火災の警報などに用いた。
ばん‐こ【万戸】
1 多くの家。「千家—の安楽は」〈中村訳・西国立志編〉 2 1万戸の領地。広大な領地。また、その領主。「禄—に過ぎたり」〈太平記・二六〉
ばん‐ご【蛮語/蕃語】
1 えびすの言葉。また、異国の言語。 2 南蛮語。江戸時代、スペイン語・ポルトガル語・オランダ語などのこと。
ばん‐ごや【番小屋】
1 見張りの番人がいる小屋。 2 江戸時代、江戸の町の自身番の詰め所。各町の町人が、交代で夜番をした。番屋。
ばん‐し【番士】
1 番に当たった兵士。当番の兵士。 2 江戸時代、殿中の宿衛、諸所の警衛に勤番した士。
ばんしゃ‐の‐ごく【蛮社の獄】
《「蛮社」は洋学仲間の意「蛮学社中」の略》天保10年(1839)江戸幕府が尚歯会の渡辺崋山・高野長英らに加えた言論弾圧事件。モリソン号事件などにおける幕府の政策を批判した罪などにより、崋山は国元...
ばん‐しょ【番所】
1 番人が詰めている所。ばんどころ。 2 江戸時代、交通の要所に設けて、通行人や船舶などを見張り、積み荷の検査や税の徴収などを行った所。御番所。ばんどころ。 3 江戸時代の町奉行所。江戸の南北町...