ひきふね‐じょろう【引(き)舟女郎】
江戸時代、上方(かみがた)の遊郭で、太夫に付き添って客席をとりもった女郎。
ひき‐まわし【引(き)回し/引き廻し】
1 引き回すこと。 2 あれこれ世話をやいたり指導したりして、面倒をみること。「お—を願う」 3 江戸時代、見せしめのために斬罪(ざんざい)以上の重刑に付加した刑。処刑前に、罪人を縛って馬に乗せ...
ひ‐きゃく【飛脚】
手紙・金銭・小荷物などの送達にあたった者。古代の駅馬に始まり、鎌倉時代には鎌倉・京都間に伝馬による飛脚があったが、江戸時代に特に発達。幕府公用のための継ぎ飛脚、諸藩専用の大名飛脚、民間営業の町飛...
ひきゃく‐どんや【飛脚問屋】
江戸時代、町飛脚の仕立てを業とした問屋。飛脚屋。ひきゃくどいや。
ひきゃく‐ぶね【飛脚船】
江戸時代、主要な港湾にあって官民を問わず急ぎの用に応じた小船。ひきゃくせん。
ひきわけ‐ど【引(き)分け戸】
2枚の戸を1本の溝に並べてはめ、左右に引き分けて開ける戸。
ひ‐くろうど【非蔵人】
1 平安時代、蔵人所(くろうどどころ)に所属する官職の一。良家の子で六位の者から選ばれ、蔵人に準じて昇殿を許されて、殿上の雑用を勤めた者。非職(ひしき)の者。 2 江戸時代、賀茂・松尾・稲荷(い...
ひぐらしすずり【日暮硯】
江戸時代、信州松代藩家老恩田杢(おんだもく)による藩政改革の事績を筆録した書。1巻。著者・成立年未詳。恩田は宝暦4年(1754)家老に就任、改革に実績をあげた。
ひ‐けし【火消し】
1 火を消すこと。特に、火災を消しとめること。また、それをする人。 2 もめごとや危機などの解決に乗り出すこと。また、その人。「発言の意図が誤解されていると—に走る」 3 (比喩的に)野球で、ピ...
ひけし‐ぐみ【火消し組】
江戸時代、火消し役1人の下に、与力6名、同心30名をもって組織された組。