まく【幕】
[音]マク(呉) バク(漢) [学習漢字]6年 〈マク〉 1 中を隠すために張る布。覆いの布。「暗幕・煙幕・除幕・段幕・天幕・幔幕(まんまく)」 2 演劇や映画で使う垂れ布。また、演劇の場面の...
まく‐うち【幕内】
1 《江戸時代、将軍の相撲上覧のときに上級の力士が幔幕(まんまく)の中に座を与えられたところから》相撲で、番付の第一段に名が記される前頭以上の力士。幕の内。 2 劇場で、舞台の幕より内側。劇場の...
マクスウェル‐の‐あくま【マクスウェルの悪魔】
マクスウェルが1871年に著した「熱の理論」の中に登場させた架空の魔物。気体を入れた容器内の隔壁にある小さな戸の張り番をし、そこで速度の大きい分子と小さい分子とを選り分けて通過させると、隔壁の両...
まくらじし【枕獅子】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「英獅子乱曲(はなぶさししのらんぎょく)」。寛保2年(1742)江戸市村座初演。石橋物(しゃっきょうもの)の一。前ジテは傾城姿で手獅子を持って踊り、後ジテは牡丹笠をつけて...
まくわ‐うり【真桑瓜】
ウリ科の蔓性(つるせい)の一年草。茎は地をはい、葉は手のひら状に浅く裂けている。夏、黄色の花が咲く。果実は楕円形で、黄・緑色などの縞模様があり、甘く、食用。漢方では未熟果の萼(がく)を乾燥し、催...
幕(まく)を引(ひ)・く
「幕を閉じる」に同じ。「江戸幕府は一五代将軍で—・いた」
まげ‐かけ【髷掛(け)】
日本髪で、女髷の根元にかける髪飾りの一。絹や縮緬(ちりめん)のほか、江戸末期には縮緬風の和紙が用いられた。髷結(ゆ)わい。手絡(てがら)。
まこういんきょう【磨光韻鏡】
江戸中期の音韻書。2巻。文雄(もんのう)著。延享元年(1744)刊。中国の音韻図「韻鏡」の研究書で、その構成原理を校訂図示し、使用法と音韻一般を解説したもの。
まじり‐みせ【交じり見世】
《揚げ代一分(ぶ)以上の遊女のほかに、二朱の遊女をも置いたところから》江戸時代の新吉原で、大籬(おおまがき)につぐ格式の店。店の構えは小さい。はんまがき。
ます‐ざ【枡座/升座】
江戸時代、江戸および京都で幕府から特許を得て公定枡を製作・専売した所。