むね‐の‐まもり【胸の守り】
江戸時代、貴人の婚礼のとき、花嫁が白装束の上から胸に掛けて夫婦和合の印とした守り札。
むねん‐りゅう【無念流】
《「神道無念流」の略称》剣術・居合術の流派の一。福井兵右衛門嘉平(よしひら)を祖とし、門人の戸賀崎熊太郎によって広まったとも、また、幕末の剣客斎藤弥九郎が教授したともいわれる。
むみょう‐えん【無名円】
江戸時代によく知られた打ち身や切り傷の薬。
むら‐あずけ【村預け】
江戸時代、罪人を村役人に預け、一定期間監禁した刑罰。村置き。
むら‐うけ【村請】
1 江戸時代、村役人を通じて村の共同責任で年貢・諸役などを上納させたこと。 2 「村請新田(むらうけしんでん)」の略。
むらうけ‐しんでん【村請新田】
江戸時代、一村で請け負って開発した田。ふつう開発後3〜5年間は免租され、検地や石盛(こくもり)もゆるやかであった。→新田開発
むら‐おくり【村送り】
1 江戸時代、旅の病人などを村伝いに送り届けたこと。 2 江戸時代、婚姻や養子縁組などにより、他村へ移籍すること。
むら‐かがみ【村鑑】
江戸時代、各村の田畑高・森林・家数・人口・牛馬数・租税など、村の概況を書いた帳簿。村明細帳。村鑑大概帳。
むら‐かた【村方】
1 江戸時代、町方(まちかた)に対して、農村・漁村などの村をさす語。 2 「村方三役(さんやく)」の略。
むらかた‐そうどう【村方騒動】
江戸中期から後期にかけて各地で頻発した農民の村政改革運動。村役人による年貢勘定の不正や、地位を利用した私欲などを糾弾し、領主に訴え出るなどした。小前(こまえ)騒動。