ゆう‐でく
《「ゆう」は「遊」かともいう。「でく」は土偶の意》田舎者。近世中期、江戸深川の遊里の通言。「金なきものは—頓直(とんちき)となる」〈黄・栄花夢〉
ゆう‐ひつ【右筆/祐筆】
1 筆をとって文を書くこと。 2 武家の職名。文書・記録の作成をつかさどった。江戸幕府の奥右筆・表右筆など。 3 文筆に長じている者。また一般に、文官。「われ—の身にあらず」〈平家・一〉
ゆかん‐ば【湯灌場】
江戸時代、湯灌を行うために寺院内に建てられた小屋。
ゆげ‐べ【弓削部】
大化前代、弓の製作を職掌として朝廷に仕えた品部(しなべ)。その一部は、律令制の兵部省造兵司に属する雑戸(ざっこ)となった。
ゆさん‐じょ【遊山所】
遊山に行く所。また、遊郭・茶屋などの遊び場。「江戸中の寺社、芝居、その外—の繁昌なり」〈浮・永代蔵・六〉
ゆ‐せい【油井】
石油を採取するために掘った井戸。
ゆ‐な【湯女】
1 湯泉宿で客の接待をした女。 2 江戸時代、江戸・大坂などの湯屋にいた遊女。
ゆな‐ぶろ【湯女風呂】
江戸時代、湯女を置いた湯屋。
ゆのつ【温泉津】
島根県大田市の地名。旧町名。日本海に臨む温泉町で、江戸時代には大森銀山の積み出し港として栄えた。温泉は塩化物泉。
ゆ‐ぶね【湯船/湯槽】
1 入浴用の湯を入れ、人がその中に入る大きな箱または桶。浴槽。 2 江戸時代、船内に浴槽を設け、停泊中の船を回り、料金を取って船乗りや客を入浴させた船。