うんめい【運命】
幸田露伴の小説。大正8年(1919)発表。中国明(みん)朝の建文・永楽2帝の生涯を、漢文調の名文で描いた作品。
ベートーベン作曲の交響曲第5番の通称。1808年完成。第1楽章冒頭の主題を、作...
えい【永】
1 「永楽銭」の略。 2 江戸時代、永楽銭の通用禁止の後、伊勢以東の幕府領において、便宜的に年貢・物価などの計算基準として用いられた銭貨の名目的な名称。
えい‐あずけ【永預け】
江戸時代の刑罰の一。終身、他家に預けて帰宅を許さないこと。
えいかん‐ぶし【永閑節】
江戸の古浄瑠璃の一。薩摩浄雲の孫弟子、虎屋永閑が延宝年間(1673〜1681)に創始。曲調は金平(きんぴら)浄瑠璃に近い。現在、地歌の中に曲節の一部が伝承されている。
えい‐こさく【永小作】
他人の土地で長期間耕作や牧畜をする権利に基づいた小作制度。起源は江戸時代で、荒れた土地を開墾した者が、安い小作料で無期限の耕作権を認められたことによる。明治31年(1898)の民法施行後、50年...
えいしょう‐じ【英勝寺】
神奈川県鎌倉市にある浄土宗の尼寺。山号は東光山。開創は寛永13年(1636)、開山は玉峯清因(ぎょくほうせいいん)(徳川頼房の娘)で、代々水戸徳川家の娘が住持となる。阿仏尼の墓がある。
えいじ‐ぎん【永字銀】
宝永7年(1710)江戸幕府が発行した銀貨。永字丁銀と永字豆板銀。永中銀。中字銀。
えいじ‐ちょうぎん【永字丁銀】
江戸時代の銀貨の一。宝永7年(1710)から発行。縦約10センチ、横約3センチで、「宝」の字と「永」の字の極印がある。成分は銀4に銅6の比率。宝永永字丁銀。
えいじ‐まめいたぎん【永字豆板銀】
江戸時代の銀貨の一。宝永7年(1710)から発行。径1.6センチほどの円盤形で、「宝」と「永」の字の極印がある。宝永永字豆板銀。
えいたい‐ばし【永代橋】
東京都、隅田川に架かる橋の一。中央区新川と江東区永代とを結ぶ。江戸時代、赤穂義士が引き揚げに通ったことで知られる。