えい‐ちっきょ【永蟄居】
江戸時代、武士・公家に対する刑罰の一。終身にわたって出仕・外出を禁じ、謹慎させたもの。
えいちや‐ごうし【江市屋格子】
細い桟を縦にごく狭い間隔で打ちつけた窓格子。中からは外が見えるが、外からは中が見えにくい。元禄(1688〜1704)のころ、江戸の商人江市屋宗助の考案という。江市格子。
えいぶんがくおぼえちょう【英文学覚帳】
戸川秋骨の随筆集。大正15年(1926)刊。
えいらく‐せん【永楽銭】
1 中国の永楽帝の時代に鋳造された銅貨。「永楽通宝」の文字を鋳出している。室町時代に輸入され、江戸初期にかけて標準的貨幣として流通した。永楽通宝。永楽。永。 2 紋章の一。1をかたどったもの。
えいらく‐やき【永楽焼】
京焼の一。永楽家が代々産した陶器。江戸時代に始まり、11代保全のとき以来、永楽を名のる。赤絵・金襴手(きんらんで)などが特色。
えいり‐さいじぼん【絵入り細字本】
細字で書かれた挿絵入りの版本。江戸初期に刊行された絵入り浄瑠璃本などの形式。虱本(しらみぼん)。
えいり‐よみほん【絵入り読本】
江戸時代の小説の一。挿絵の多い後期読本・人情本などをいう。
えい‐ろう【永牢】
江戸時代の刑罰の一。罪人を死ぬまで牢に監禁するもの。今の終身刑にあたる。ながろう。
ええじゃ‐ないか
慶応3〜4年(1867〜1868)主に江戸以西の各地で起こった大衆的狂乱。農村のおかげ参りの伝統から発生したもので、老若男女が「ええじゃないか」と高唱、乱舞し、地主・富商の家に入り込んで物品や...
えき‐こ【駅戸】
律令制で、諸国の宿駅に所属していた家。一定戸数が指定され、駅馬の飼育、駅田の耕作などを受け持った。うまやべ。