おおぼし‐ゆらのすけ【大星由良之助】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」などの登場人物。実在した赤穂藩の家老、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)がモデル。
おかる【お軽】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」中の女性。塩冶(えんや)判官の腰元で、早野勘平の妻。夫のために祇園の遊女となる。大星由良之助の密書を、一力(いちりき)茶屋の階上から鏡で盗み見る場面が有名。
おかる‐かんぺい【お軽勘平】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」に登場する男女の名。→お軽 →早野勘平
遅(おそ)かりし由良之助(ゆらのすけ)
《歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」で、大星由良之助が主君塩冶(えんや)判官の切腹の場に駆けつけるのが遅れたところから》待ちかねた場合、また、機を逸して用をなさない場合に使う言葉。
おとめ‐さび【少女さび】
おとめらしく振る舞うこと。⇔男さび。「娘子(をとめ)らが—すと韓玉(からたま)を手本(たもと)に巻かし」〈万・八〇四〉
おり‐でほん【折(り)手本】
折り本に仕立てた書画の手本。
おり‐ほん【折(り)本】
1 和本の装丁の一。横に長くつなぎ合わせた紙を端から折り畳んで作った、とじ目のない本。習字の手本や経典などに多い。 2 「折り丁」に同じ。
おんないまがわ【女今川】
江戸前期の往来物。1巻。沢田きち著。貞享4年(1687)刊。絵入り・仮名書きで、今川貞世(了俊(りょうしゅん))の「今川状」をまねたもの。教訓書としてだけでなく、女性の習字手本としても使用された...
おんな‐ていきん【女庭訓】
江戸時代、女子の手本となるような教訓などを記した書物。
かい【楷】
[常用漢字] [音]カイ(呉)(漢) 1 手本。模範。「楷式」 2 漢字の書体の一。「楷書・楷行草」