たぐり‐だ・す【手繰り出す】
[動サ五(四)]たぐって、少しずつ引き出す。「徐々に記憶を—・す」
たぐり‐よ・せる【手繰り寄せる】
[動サ下一][文]たぐりよ・す[サ下二]たぐって手元へ引き寄せる。「綱をひいて舟を—・せる」
た‐ぐ・る【手繰る】
[動ラ五(四)] 1 両手で代わる代わる引いて手元へ引き寄せる。「ザイルを—・る」 2 物事をそれからそれへと引き出す。一つ一つもとへたどる。「記憶を—・る」 [可能]たぐれる
た‐こむら【手腓】
腕の内側の肉のふくれている部分。たくふら。「—に虻(あむ)掻き着き」〈記・下・歌謡〉
た‐ごし【手越し】
物を手から手へ渡していくこと。手渡しで運ぶこと。「大坂に継ぎ登れる石群(むら)を—に越さば越しかてむかも」〈崇神紀・歌謡〉
た‐ごし【手輿/腰輿】
輿の一。前後二人で轅(ながえ)を手で腰の辺りに持ち添えて運ぶ乗り物。てごし。ようよ。
たすき【襷/手繦】
1 和服の袖やたもとがじゃまにならないようにたくし上げるためのひも。背中で斜め十文字に交差させ両肩にまわして結ぶ。 2 一方の肩から他方の腰のあたりに斜めにかける、輪にした細長いひも。「次走者に...
た‐だま【手玉】
手くびに巻きつけた装飾用の玉。「足玉も—もゆらに織る服(はた)を」〈万・二〇六五〉
た‐ぢから【手力】
腕の力。「おれよりももっと—を養え」〈芥川・老いたる素戔嗚尊〉
たぢからお‐の‐みこと【手力男命】
⇒天手力男命(あまのたぢからおのみこと)