た‐ゆい【手結】
上代の服装の一つで、袖口(そでぐち)を結ぶこと。また、その紐(ひも)。
たよせ‐に【手寄せに】
[副] 1 はるかに隔たっているさま。「天照大神(あまてらすおほみかみ)を—拝みたまふ」〈天武紀・上〉 2 事のついでに。「忍びかね摘(つ)み知らするををみなへし—折ると思ひうとむな」〈夫木・一一〉
た‐よわ・し【手弱し】
[形ク]弱い。かよわい。「岩戸(いはと)割る手力(たぢから)もがも—・き女(をみな)にしあればすべの知らなく」〈万・四一九〉
たわや‐め【手弱女】
《「たわや」は「撓(たわ)」に接尾語「や」の付いたもの。「手弱」は当て字》なよなよとした女性。たおやめ。「—の思ひたわみてたもとほり我(あれ)はそ恋ふる舟梶(ふねかぢ)をなみ」〈万・九三五〉
たんな【手綱】
《「たづな」の音変化》 1 馬の手綱。〈日葡〉 2 したおび。ふんどし。「この子、ちりめんの—をして」〈仮・仁勢物語・上〉
ちょうず【手水】
《「てみづ」の音変化》 1 手や顔などを水で洗うこと。社寺に参拝する前などに、手や口を水で清めること。また、その水。「—を使う」 2 《用便のあと手を洗うところから》便所へ行くこと。また、小便。...
ちょうず‐だらい【手水盥】
洗面用の小さなたらい。
ちょうず‐てぬぐい【手水手拭い】
手水1に用いる手ぬぐい。
ちょうず‐どころ【手水所】
1 社寺などで、参拝の前に手や口を清める所。 2 手や顔を洗う所。
ちょうず‐の‐ま【手水の間】
清涼殿内、朝餉(あさがれい)の間の北隣りにあり、天皇が手水を用いた部屋。御手水の間。