手車(てぐるま)に乗(の)・せる
1 大切に扱う。また、ちやほやする。 2 他人を自分の思いどおりに操る。
て‐けいさん【手計算】
電卓やコンピューターなどを使わずに、紙に手書きで計算すること。また、理工系の分野では、コンピューターによる数値計算に頼らず、微分方程式などを解析的に解くことや、電卓を使って概算することも指す。
て‐こ【手児】
《「てご」とも》 1 父母の手に抱かれる子。赤子。「音(ね)をそ泣きつる—にあらなくに」〈万・三四八五〉 2 少女。おとめ。「人皆の言は絶ゆとも埴科(はにしな)の石井の—が言な絶えそね」〈万・三...
て‐こう【手甲】
「てっこう(手甲)」に同じ。
て‐こき【手扱き】
1 脱穀を、動力機を使わず手と道具ですること。また、コンバインを走行させず、内部の脱穀機に手で稲を供給して脱穀すること。 2 男性器を手で刺激すること。手淫。
てこ‐ず・る【手子摺る/梃摺る】
[動ラ五(四)]取り扱いかねて、もてあます。手にあまる。処置に困る。また、解決に手間取る。「いたずらっ子に—・る」「交渉に—・る」
てこ‐な【手児名/手児奈】
《「てごな」とも》愛らしいおとめ。「勝鹿の真間(まま)の井見れば立ち平(なら)し水汲(く)ましけむ—し思ほゆ」〈万・一八〇八〉 [補説]真間の少女の名とみる説もある。→真間の手児奈
て‐こね【手捏ね】
《「てごね」とも》手でこねること。また、そうしてできたもの。手製のもの。「—ハンバーグ」
てこね‐ずし【手捏ね鮨】
カツオやマグロなどの赤身の刺身を、醤油などでつくったたれにつけ込み、酢飯と合わせたもの。三重県志摩地方の発祥といわれる。
てこ‐の‐しゅ【手子の衆/梃の衆】
1 手助けをする者。鍛工・土工・石工などの下働き。手子。てこのしゅう。「鳶(とび)の衆—ああ御造作お物入り」〈浄・扇八景〉 2 江戸時代、大名抱えの火消し人足。