て‐すき【手漉き】
機械によらずに、手で紙を漉くこと。また、その漉き紙。「—の和紙」
て‐すき【手透き/手隙】
[名・形動]することがなくて暇なこと。手のあいていること。また、そのさま。「—なら手伝ってくれ」「朝と昼と、—な時は晩方も」〈鏡花・歌行灯〉
てすき‐し【手漉き紙】
手で漉いて作った紙。てすきがみ。
て‐すさび【手遊び】
手でする慰み。退屈を紛らすためにする、手先の仕事。手慰み。「ほんの—程度の油絵」
て‐すさみ【手遊み】
《「てずさみ」とも》「てすさび」に同じ。「はかなき—に至るまでも、只此の事をのみ業とせる」〈太平記・一六〉
て‐すじ【手筋】
1 手のひらに現れている筋。「—で運勢を占う」 2 書画・芸事・武芸など、手先を使ってする事柄の素質・天分。「バイオリンの—がいい」 3 囲碁・将棋で、攻防の基本となる手をうまく活用すること。ま...
て‐すり【手摺り】
1 人がつかまるために、橋・階段やベランダなどの縁に取り付ける横木や柵。欄干。 2 《「てずり」「ですり」とも》人形芝居の舞台で、人形遣いの腰から下を隠す横板。文楽では三つあり、舞台の奥か手前か...
手(て)摺(す)り足(あし)摺(す)り
手をすり合わせ、足をすり合わせること。くやしがるさまやもどかしがるさま、また、ひたすらあやまるさまにいう。
て‐ずから【手ずから】
[副] 1 直接自分の手で。自分で手を下して。「会長が—賞状を授与する」 2 みずから。自分自身で直接。→ずから「御—しつらひおき給ひし所に」〈宇津保・俊蔭〉
て‐ずつ【手づつ】
[名・形動ナリ]へたなこと。不器用なこと。また、そのさま。「一といふ文字をだに書きわたし侍らず、いと—にあさましく侍り」〈紫式部日記〉