て‐づめ【手詰め】
1 相手に猶予を与えずきびしく詰め寄ること。「旦那と奥様と口を揃えて—の談判」〈木下尚江・良人の自白〉 2 「手詰まり2」に同じ。
て‐づもり【手積(も)り】
ますやはかりなどを用いないで、手でおおよその分量をはかること。
て‐づよ・い【手強い】
[形][文]てづよ・し[ク]強い態度である。てきびしい。「—・い反論」
て‐づり【手釣(り)】
釣りざおを使わないで、釣り糸を手に持って魚を釣ること。
て‐づる【手蔓】
1 頼りにすることのできる特別の関係。つて。縁故。「就職の—を求める」 2 てがかり。糸口。「事件解決の—をつかむ」
てづる‐もづる【手蔓藻蔓】
クモヒトデ綱テヅルモヅル科の棘皮(きょくひ)動物の総称。中央の盤から出る5本の腕がいくつにも分枝し、絡まった蔓のようになる。北太平洋の深海に分布。オキノテヅルモヅルなど。
て‐て【手手】
手をいう幼児語。おてて。
て‐てんごう【手てんがう】
手で物をいじること。手先でするいたずら。手なぐさみ。「親の歎きもしらずの小石拾ひ集めて—」〈浄・浪花鑑〉
手(て)と身(み)にな・る
《足すなわち銭がなくなる意》落ちぶれて身一つになる。無一物になる。「—・りての思案、何とも埒(らち)のあかぬ世渡り」〈浮・永代蔵・五〉
て‐とり【手取り】
《「てどり」とも》 1 人をだまして操るのが巧妙なこと。また、その人。「なかなか如才のない女です。まあ—でしょう」〈秋声・足迹〉 2 相撲のわざの巧みなこと。また、その力士。