手目(てめ)を上(あ)・げる
悪だくみやいかさまの証拠をあげる。「わざと悪事に一味して、まっかう—・げようため」〈浄・先代萩〉
手(て)も足(あし)も出(で)◦ない
施す手段がまったくない。力が及ばずどうしようもない。「相手が強すぎて—◦ない」「難問に—◦ない」
手(て)もすまに
手も休めずに。せっせと。「—植ゑし萩にやかへりては見れども飽かず心尽くさむ」〈万・一六三三〉
て‐もち【手持(ち)】
1 手に持つこと。また、手で持って構えること。「—のカード」「—でカメラのシャッターを切る」 2 手もとにあること。現在持っていること。また、そのもの。「外貨の—がない」 3 手の構え方。「—は...
てもちこうじ‐だか【手持(ち)工事高】
建設業者が国や地方公共団体から受注した工事金額のうち、その時点で工事が終わっていない金額。繰越高とも。かつては未消化工事高と呼ばれた。
てもち‐な・し【手持ち無し】
[形ク]「手持ち悪し」に同じ。「弥二郎北八はただ見ているばかり、—・くて煙草入れの底をはたく」〈滑・膝栗毛・二〉
てもち‐ひん【手持(ち)品】
手もとにある品。所持品。
てもち‐ぶさた【手持(ち)無沙汰】
[名・形動]することがなくて間(ま)がもたないこと。また、そのさま。「仕事がないので—だ」
てもち‐わる・し【手持ち悪し】
[形ク]手持ち無沙汰(ぶさた)で、間がもてない。「早う往(い)んで下されと、愛想なければ—・く」〈浄・鑓の権三〉
て‐もと【手元/手許】
1 手の届くあたり。手近。自分のそば。「辞書を—に置く」 2 道具などの、手で握るところ。握り。「鍬(くわ)の—」 3 手の動かし方。手の動き。また、手並み。「—が狂う」 4 生計をたてるための...