うちきり‐ごさ【打(ち)切(り)誤差】
途中で計算を止めることによって生じる数値計算上の誤差のこと。コンピューターによる数値計算で、計算を繰り返すことによってより正しい計算結果が得られる場合、ある回数や時間内で計算を打ち切った際に生じる。
うちきり‐ほしょう【打(ち)切(り)補償】
労働基準法による災害補償の一。業務上の傷病が療養開始後3年を経過しても治らない場合、使用者が平均賃金の1200日分の金額を一時金として支払うことによって将来の補償を打ち切るもの。
うち‐き・る【打(ち)切る】
[動ラ五(四)] 1 物事を中途でやめにする。中止する。「交渉はこれで—・る」 2 強く切る。断ち切る。「弓—・り杖につき」〈平家・四〉 [可能]うちきれる
うち‐きん【打(ち)金】
値段の異なる二つの品物を交換するとき、その差額分として支払う金銭。
うち‐ぎき【打ち聞き】
1 ちょっと聞くこと。ふと聞き込んだ話。「深き筋思ひ得ぬほどの、—にはをかしかなりと耳もとまるかし」〈源・常夏〉 2 聞きつけたことを、書きとめること。また、その記録。聞き書き。「人と言ひ交した...
うちぎきしゅう【打聞集】
平安末期の仏教説話集。下巻だけ、長承3年(1134)の写本が現存する。作者未詳。漢字片仮名交じりの文体で書かれ、インド・中国・日本の説話27編を収録。
うち‐ぎぬ【打衣】
1 《砧(きぬた)で打って光沢を出した衣の意》袿(うちき)の一種。表着(うわぎ)の下、重ねの袿の上に着用。貴族の女性が正装のとき着用したが、のちには男子も用いた。地質は平絹または綾、色は紅が多い...
うち‐く・う【打ち食ふ】
[動ハ四]さっさと食べる。無雑作に食べる。「精進(さうじ)物のいとあしきを—・ひ」〈枕・七〉
うち‐くず・す【打(ち)崩す】
[動サ五(四)] 1 考え方・雰囲気などをこわす。「古い観念を—・す」 2 野球で、連続して安打を打ち、相手の投手を降板させる。「先発投手を—・す」 [可能]うちくずせる
うち‐くだ・く【打(ち)砕く】
[動カ五(四)] 1 強い力で壊す。粉々にする。「氷を—・く」 2 物事を徹底的にこわしてだめにする。「自負心を—・く」 3 話などをわかりやすくする。かみくだく。「—・いて説明する」 [可能]...