こき‐だけ【扱き竹】
⇒扱き箸(ばし)
こき‐ちら・す【扱き散らす】
[動サ四]しごき落として散らす。「花紅葉を—・したると見ゆる上の衣(きぬ)の」〈源・澪標〉
こき‐つか・う【扱き使う】
[動ワ五(ハ四)]人を、手心を加えずに激しく使う。「従業員を—・う」
こき‐ばし【扱き箸】
竹を二つに割って下端をくくり、割れた部分に稲穂を挟んで引っぱり、もみを落とす用具。稲扱箸(いねこばし)。扱き竹。
こき‐ま・ぜる【扱き混ぜる】
[動ザ下一][文]こきま・ず[ザ下二]2種類以上のものを混ぜ合わせる。「うそとまことを—・ぜて話す」
こき‐もとゆい【扱き元結】
こよりを長くよって水に浸し、糸車でさらによりを強めたもの。しごきもとゆい。
しごき‐もとゆい【扱き元結】
⇒こきもとゆい
こき・る【扱きる】
[動ラ下二]《「こきいる」の音変化》しごき取って入れる。「池水に影さへ見えて咲きにほふあしびの花を袖に—・れな」〈万・四五一二〉
こ・く【扱く】
[動カ五(四)] 1 細長い本体に付いている物を手や物の間に挟んで引っぱり、こすり落とす。しごく。「稲を—・く」 2 間にたるみをなくするためにこするようにして手前に引く。「両手に穿(は)めたミ...
こ・ぐ【扱ぐ】
[動ガ五(四)]《「こ(扱)く」の語尾が濁音化したものか》草木を根のついたままそっくり引き抜く。根こぎにする。「雑草を—・ぐ」