モードのたいけい【モードの体系】
《原題、(フランス)Système de la mode》バルトによる評論。1967年刊。ファッション・ジャーナリズムにおける言葉の分析を通じ、記号論による批評の射程を社会学の分野にまで拡張した。
やさし・い【易しい】
[形][文]やさ・し[シク]《「優しい」と同語源》 1 理解や習得がしやすい。単純でわかりやすい。平易である。「—・い本」「—・くかみくだいて話す」⇔難しい。 2 解決や実現がたやすい。面倒なこ...
やまとこじふうぶつし【大和古寺風物誌】
亀井勝一郎による評論。昭和18年(1943)刊。左翼文学から退き、日本の古典作品や仏教思想に傾倒するようになった著者が、大和(やまと)路の古刹(こさつ)を訪ねた感慨を文明批評としてまとめたもの。
よむことのアレゴリー【読むことのアレゴリー】
《原題Allegories of Reading》ドマンの批評書。1980年刊。著者の代表作。副題「ルソー、ニーチェ、リルケ、プルーストにおける比喩形象」。
ラディカルないしのスタイル【ラディカルな意志のスタイル】
《原題Styles of Radical Will》米国の批評家ソンタグの評論集。1969年刊。
らん【乱】
黒沢明監督・脚本による映画の題名。日仏合作。日本では昭和60年(1985)に公開。シェークスピアの戯曲「リア王」をモチーフに、架空の戦国武将がたどる悲劇的な運命を描く。全米映画批評家協会最優秀...
リマーク【remark】
批評。意見。
りょじょう【旅情】
《原題Summertime》イギリス・アメリカ合作映画。1955年公開。キャサリン=ヘップバーン、ロッサノ=ブラッツィ主演、リーン監督による恋愛映画。ベネチアを舞台に、アメリカ人の女性旅行者とイ...
れいどのエクリチュール【零度のエクリチュール】
《原題、(フランス)Le Degré zéro de l'écriture》フランスの批評家バルトの著作。1953年刊。1947年から1951年にかけて日刊紙「コンバ」に掲載された論文をまとめた...
れい‐ひょう【冷評】
[名](スル)冷淡な態度で批評すること。また、その批評。「凡作と—する」