げば‐ひょう【下馬評】
《下馬先で主人を待っている間、供の者がしあう批評の意》第三者が興味本位にするうわさ・批評。「—に上る」
げんてん‐ひはん【原典批判】
⇒本文(ほんもん)批評
こう‐じ【好餌】
1 よいえさ。人を誘惑するのに都合のよい手段や材料。香餌(こうじ)。「—に釣られる」 2 欲望の犠牲などになりやすいもの。格好のえじき。「批評家の—となる」
こう‐ひょう【公評】
公平な批評。また、世間一般の意見。「衆員の—に附す」〈神田孝平・明六雑誌三七〉
こう‐ひょう【講評】
[名](スル)指導的な立場から、理由などを述べながら批評を加えること。また、その批評。「応募作品について—する」
こう‐ひょう【高評】
1 評判が高いこと。 2 他人を敬って、その批評をいう語。高批。「御—を仰ぐ」
こく‐ひょう【酷評】
[名](スル)手厳しく批評すること。また、その批評。「自信作を—される」
こく‐れつ【酷烈】
[名・形動]容赦がなく、はげしいこと。また、そのさま。「—な批評を浴びせる」
こっ‐ぴど・い【小っ酷い】
[形]非常にひどい。手厳しい。「—・くしかられる」「—・い批評」
こてんのひはんてきしょちにかんするけんきゅう【古典の批判的処置に関する研究】
国文学者、池田亀鑑による学術論文。全3冊を昭和16年(1941)に刊行。紀貫之の「土佐日記」の原本再建を通じ、日本古典文学研究における本文批評を理論的に体系化した。