せっ‐かん【折檻】
[名](スル)《漢の孝成帝が、朱雲の強いいさめを怒り、朝廷から引きずり出そうとしたとき、朱雲が欄檻(らんかん)につかまったため、それが折れたという「漢書」朱雲伝の故事から》 1 厳しくしかったり...
せっ‐かん【折簡】
[名](スル)全紙を二つ切りにして短い手紙を書くこと。また、その短い手紙。「家に帰るとすぐに、—して抽斎を請じた」〈鴎外・渋江抽斎〉
せっ‐けい【折桂】
1 《「桂(かつら)を折る」「桂林(けいりん)の一枝(いっし)」などの故事から》昔、中国で、科挙に合格すること。唐以降は、進士の試験に首席で合格すること。 2 日本の律令制で、官吏登用試験の策試...
せっさいくしゅう【折柴句集】
滝井孝作の句集。昭和6年(1931)刊。「折柴」は滝井の俳号。
せっ‐しょう【折衝】
[名](スル)《敵の攻撃をくじき防ぐ意から》利害関係が一致しない相手と問題を解決するために、かけひきをすること。また、そのかけひき。「労使間で—する」「外交—」
せっしょう‐ふ【折衝府】
中国唐代、各地に置かれた軍府。府兵制度の基礎をなすもので、全国六百余か所に設置、府兵の徴集・訓練・動員などをつかさどった。長官は折衝都尉。
せっ‐せん【折線】
⇒折れ線
せっ‐そん【折損】
[名](スル)折れて壊れること。「レールが—する」
せっ‐ちゅう【折衷/折中】
[名](スル)いくつかの異なった考え方のよいところをとり合わせて、一つにまとめ上げること。「両者の意見を—する」「和洋—」「—案」
せっちゅう‐あん【折衷案】
二つ以上の案のよいところをとり合わせて、一つにまとめた案。相反する案の中ほどをとって、折り合いをつけた案。「与野党の—で決着がつく」