おし‐い・る【押(し)入る】
[動ラ五(四)]人の家などに、無理に入り込む。「白昼、強盗が—・った」 [動ラ下二]「おしいれる」の文語形。
おし‐いれ【押(し)入れ】
家屋内の、ふすまなどで仕切り、寝具・道具などを入れておく所。押し込み。
おし‐い・れる【押(し)入れる】
[動ラ下一][文]おしい・る[ラ下二]力を加えて入れる。無理に入れる。押し込める。「引き出しにタオルを—・れる」
おし‐うり【押(し)売(り)】
[名](スル) 1 買う意志のない者にむりやりに売りつけること。また、その人。⇔押し買(が)い。 2 相手の気持ちを考えずに、無理に押しつけること。無理強い。「親切の—はご免だ」
おし‐え【押(し)絵】
厚紙を花鳥・人物などの形に切り抜き、綿をのせて美しい布で包み、物に貼り合わせた細工。羽子板・壁掛けなどに用いる。
おし‐おくり【押し送り】
「押し送り船」の略。
おしおくり‐ぶね【押し送り船】
帆をあまり使わず、数人で櫓(ろ)をこいで進める船。特に、とれた魚類を魚市場に運んでいた早船。
おし‐おけ【押し桶】
1 えな桶。 2 漬物桶。
おし‐おろ・す【押(し)下ろす】
[動サ五(四)] 1 「下ろす」を強めていう語。力を入れて、また、勢いよくおろす。「縹色絹(はないろぎぬ)を膝から—・して」〈紅葉・二人女房〉 2 地位などを、むりやりにさげる。「御心ならず—・...
おし‐かえし【押し返し】
[副]逆に。反対に。あべこべに。「藤宰相の童は、赤色を着せて、下仕への唐衣に青色を—着たる、ねたげなり」〈紫式部日記〉