ひょうし‐まい【拍子舞】
歌舞伎舞踊で、地の三味線楽曲の一部を、演者が拍子に合わせ、または歌いながら舞うもの。
ひょうし‐まく【拍子幕】
歌舞伎で、幕切れの拍子木の打ち方の一。初めに一つ大きく打ち、続いて幕を引きながら小刻みに、徐々にテンポをゆるめ、引き終わったところでもう一つはっきりと打つ。
ひら‐のり【平乗】
謡曲のリズムの型の一。七五調の歌詞1句12文字を8拍でうたうのを基本とする。拍子の合う謡の大部分に適用される。→大乗(おおのり) →中乗(ちゅうのり) [補説]ふつう「平ノリ」と書く。
ビギン【beguine】
西インド諸島マルティニーク島に伝わる舞曲。4分の2拍子で、男女が向き合って踊る。米国のコール=ポーターがミュージカルのために作曲した「ビギン・ザ・ビギン」により世界的に知られるようになった。
びゃく‐し【拍子/百師/百子】
《「ひゃくし」とも》「笏拍子(しゃくびょうし)」に同じ。
ビート【beat】
1 水泳で、水を足で打つこと。クロールのばた足など。 2 音波のうなり。 3 音楽で、拍子の一打ち。拍。特にポピュラー音楽で、アクセントをつけたリズム。また、そのリズム感。
ビー‐ピー‐エム【bpm】
《beats per minute》 1 音楽で、1分間あたりの四分音符の数(拍子)。また、その記号。 2 1分間あたりの脈拍。
ファランドール【(フランス)farandole】
南フランスのプロバンス地方に伝わる民俗舞踊。音楽は中庸の速さの8分の6拍子で、笛と太鼓で奏される。
ファンダンゴ【(スペイン)fandango】
スペインのアンダルシア地方の民俗舞踊およびその舞曲。テンポの速い三拍子のもの。
フォックス‐トロット【fox trot】
1910年代に米国で流行した、4分の4拍子または2分の2拍子の社交ダンス。また、その曲。