しゅう‐とく【拾得】
[名](スル) 1 落とし物を拾うこと。「定期券を—する」 2 法律で、遺失物の占有を所有者以外の他人が取得すること。
しゅうとく‐しゃ【拾得者】
遺失物を拾得した人。
しゅうとく‐ぶつ【拾得物】
拾得した遺失物。
じゅう【十/拾】
1 数の名。9の次の数。とお。と。そ。 2 十番目。第十。 [補説]「拾」は、金銭に関する文書などで間違いを防ぐため、「十」の代わりに特に用いる。
じゅう【拾】
⇒しゅう
ひら・う【拾ふ】
[動ハ四]「ひろう」に同じ。「筒落米(つつおごめ)—・ひし事を忘れたか」〈浮・子息気質・四〉
ひり・う【拾ふ】
[動ハ四]「ひろう」の古形。「帰るさに妹に見せむにわたつみの沖つ白玉—・ひて行かな」〈万・三六一四〉
ひろい【拾い】
1 拾うこと。また、その人。「栗—」「球—」 2 印刷組版で、文選(ぶんせん)のこと。 3 (「おひろい」の形で)歩くことの意の尊敬語。「お—ですか」
ひろい‐あ・げる【拾い上げる】
[動ガ下一][文]ひろひあ・ぐ[ガ下二] 1 拾って手に取る。また、特定のものを選び出す。「ボールを—・げる」「統計から有効な数字を—・げる」 2 不遇の人を取り立てて適切に処遇する。「二軍から...
ひろい‐あし【拾い足】
道の比較的よい所を選んで歩くこと。また、その足どり。拾い歩き。「泥道を—で歩く」