すて‐ぶち【捨(て)扶持】
1 江戸時代、由緒ある家の老幼・婦女・身体障害者などに救助のために与えた扶持米。 2 転じて、役に立たない者へ捨てるつもりで与える給料や生活費。「—で雇っておく」
せたい‐もち【世帯持(ち)】
1 一家を構えて独立の生計を立てること。また、その人。所帯持ち。 2 世帯を維持していくこと。「—のじょうずな主婦」
せり‐もち【迫持】
石や煉瓦(れんが)を弧状に積んでせり合わせ、荷重を支える構造。アーチ。
せんき‐もち【疝気持(ち)】
疝気の持病があること。また、その人。
そう‐じ【操持】
[名](スル)しっかりと守り続けること。「少年もし能(よ)く堅く志意を生じ、これを—したらんには」〈中村訳・西国立志編〉
そう‐じ【総持】
《(梵)dhāraniの訳。音写は陀羅尼》悪法を捨てて善法を持する意で、仏の説くところをよく記憶して忘れないこと。
ぞう‐ながもち【雑長持】
衣服・調度以外の雑具を入れておく長持。「この木履(ぼくり)は…嫁入(よめり)せし時、—に入れて来て」〈浮・胸算用・一〉
たいこ‐もち【太鼓持(ち)/幇間】
1 宴席に出て客の遊びに興を添えることを職業とする男性。幇間(ほうかん)。 2 人にへつらって気に入られようとする者。太鼓たたき。「あいつは社長の—だ」
たち‐もち【太刀持(ち)】
1 武家で、主人の太刀を持ってそばに侍する小姓。 2 相撲で、横綱の土俵入りの際、太刀を持って後ろに従う力士。太刀取り。
たんじゅん‐しょじ【単純所持】
他人への提供などを目的とせず、単に所持していること。