かい‐だん【開壇】
密教で、伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を行う灌頂壇を設け開くこと。その灌頂を授ける師僧は開壇阿闍梨(かいだんあじゃり)と呼ばれる。
かい‐の‐し【戒の師】
出家する人に戒律を授ける師の僧。戒師。「御—、忌むことのすぐれたるよし仏に申すにも」〈源・若菜下〉
かい‐わじょう【戒和上/戒和尚】
具足戒を授ける戒師としての最高責任者。大乗円頓戒では、釈迦を戒和上とする。
か‐しょう【和尚】
1 天台宗などで、戒を授ける僧。また、高僧の敬称。 2 僧侶。→和尚(おしょう)
かん‐がく【勧学】
[名](スル) 1 学問を勧め励ますこと。奨学。 2 浄土宗や浄土真宗本願寺派などで授ける、学階の最高位。
かんじょう‐の‐し【灌頂の師】
密教伝法灌頂を受けた他の人に灌頂を授ける資格をもつ僧。また、授ける際の正導師。灌頂の阿闍梨(あじゃり)。
がくもん‐じょ【学問所】
1 江戸時代、学問を授けるために設けられた施設。今日の学校にあたる。 2 昌平坂(しょうへいざか)学問所のこと。 3 学問をする部屋。書斎。「爰(ここ)は不断の—とて、是に座をなせば」〈浮・五人...
きちじょう‐てん【吉祥天】
《(梵)Śrī-mahādevīの訳》福徳を授ける仏教守護の女神。父は徳叉迦(とくしゃか)、母は鬼子母(きしも)。毘沙門天(びしゃもんてん)の妻とされる。ふつう立ち姿の天女で、左手に如意(にょい...
きょう‐じゅ【教授】
[名](スル) 1 学問や技芸を教え授けること。「書道を—する」 2 児童・生徒・学生に知識・技能を授け、その心意作用の発達を助けること。 3 大学や高等専門学校・旧制高等学校などで、研究・教育...
ぎげい‐てん【伎芸天】
伎芸をよくし、五穀豊穣・吉祥豊楽をつかさどり、福徳・技能を授ける天女。大自在天の髪際から化生したという。大自在天女。 [補説]書名別項。→伎芸天