かすれ‐ふで【掠れ筆】
「掠り筆」に同じ。
かす・れる【掠れる/擦れる】
[動ラ下一][文]かす・る[ラ下二] 1 墨・インクなどが十分に付かないで、文字の線や描いた一部分が消え消えになったり切れたりする。「字が—・れる」 2 声がよく出ないでしわがれる。「声が—・れ...
かそ・う【掠ふ】
[動ハ四]《古くは「かそぶ」とも》 1 盗む。奪い取る。かすめる。「天つ日嗣高御座(たかみくら)の次(つぎて)を、—・ひ奪ひ盗まむとして」〈続紀宣命・一九詔〉 2 人目をくらます。ごまかす。「—...
さら・う【攫う/掠う】
[動ワ五(ハ四)]《「浚(さら)う」と同語源》 1 油断につけこんで奪い去る。気づかれないように連れ去る。「波に足を—・われる」「子供を—・う」「鳶(とんび)に油揚(あぶらげ)を—・われる」 2...
りゃく【掠】
[人名用漢字] [音]リャク(呉)(漢) リョウ(リャウ)(漢) [訓]かする かすめる 〈リャク〉奪い取る。かすめる。「掠取・掠奪/寇掠(こうりゃく)・侵掠」 〈リョウ〉むちでたたく。「掠...
りゃく‐だつ【略奪/掠奪】
[名](スル)暴力的にうばい取って自分のものにすること。「現金輸送車を—する」「—者」
りゃくだつ‐こん【略奪婚】
1 結婚の相手としての女性を他部族から略奪してくる結婚形態。原始社会や未開民族で行われた。 2 俗に、夫または妻のいる人に求婚して成立した結婚のこと。
りゃくだつ‐のうぎょう【略奪農業】
肥料を施さないで作物を栽培・収穫する原始的農業。地力が消耗すると他に移る。
りょう【掠】
⇒りゃく