かれくさのね【枯草の根】
陳舜臣の長編推理小説。昭和36年(1961)に第7回江戸川乱歩賞を受賞した著者のデビュー作。
かわきのまち【渇きの街】
北方謙三の長編小説。昭和59年(1984)刊。昭和60年(1985)、第38回日本推理作家協会賞受賞。
かん‐い【換位】
論理学で、定言的判断の変形による直接推理の一。ある判断から、主語を述語に、述語を主語として、新しい判断を導き出す推理。「ある男性は水泳選手である」から「ある水泳選手は男性である」を導いたり(単純...
かん‐しつ【換質】
論理学で、定言的判断の変形による直接推理の一。ある判断から、主語をそのままに、述語の矛盾概念を述語として、新しい判断を導き出す推理。「ある学者は哲学者でない」から「ある学者は非哲学者である」を導...
かんしつ‐かんい【換質換位】
論理学で、定言的判断の変形による直接推理の一。ある判断から、述語の矛盾概念を主語とする新しい判断を導き出す推理。「すべての弁護士は法律家である」を換質して「すべての弁護士は非法律家でない」とし、...
かんしょうのまちかど【感傷の街角】
大沢在昌の短編小説。昭和54年(1979)、第1回「小説推理」新人賞を受賞した著者のデビュー作。その後シリーズ化もされている。
かんせつ‐すいり【間接推理】
論理学で、二つ以上の判断を前提として結論を導く推理。三段論法がその典型。→直接推理
ガダラのぶた【ガダラの豚】
中島らもの長編小説。平成5年(1993)刊行。翌平成6年(1994)、第47回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。
ガラスのハンマー【硝子のハンマー】
貴志祐介の長編ミステリー小説。平成16年(2004)刊。翌平成17年(2005)、第58回日本推理作家協会賞受賞。ある会社で起きた密室殺人事件を、防犯コンサルタントと弁護士のコンビが解き明かす。
がんちゅうのあくま【眼中の悪魔】
山田風太郎による短編の推理小説。昭和23年(1948)「別冊宝石」誌に発表。第2回日本探偵作家クラブ賞(現、日本推理作家協会賞)短編賞を受賞。