きがかいきょう【飢餓海峡】
水上勉の小説。昭和38年(1963)刊行。洞爺丸事故を題材とした推理物。昭和39年(1964)、内田吐夢監督により映画化され、第20回毎日映画コンクール監督賞受賞。
きずついたやじゅう【傷ついた野獣】
伴野朗の短編推理小説、および同作を表題作とする小説集。作品は、昭和57年(1982)に「野性時代」誌に掲載。作品集は昭和58年(1983)の刊行で、ほかに「予定稿解除」「姿なき殺人鬼」など、全6...
きのうてき‐すいり【帰納的推理】
帰納によって結論を導き出す推理。
きのう‐ほう【帰納法】
帰納的推理による研究法。F=ベーコンが科学的研究法として提唱、のちにJ=S=ミルによって完成された。⇔演繹法。
きょうとさつじんあんない【京都殺人案内】
和久峻三による推理小説のシリーズ名。京都府警の警部補音川音次郎が活躍する。第1作「死体の指にダイヤ」は昭和52年(1977)刊行。
きんだいち‐こうすけ【金田一耕助】
横溝正史の推理小説に登場する私立探偵の名。蓬髪(ほうはつ)で貧相な着物姿の中年男だが、鋭い洞察力で真相をあばく。
ぎ‐すいり【偽推理】
無意識的な誤った推理。意識的な詭弁(きべん)とは区別される。論過。
ぎょくれいよふたたび【玉嶺よふたたび】
陳舜臣の長編推理小説。昭和44年(1969)刊。著者は本作と「孔雀の道」で第23回日本推理作家協会賞を受賞。
ぎわくのよる【疑惑の夜】
飛鳥高の推理小説。昭和33年(1958)刊。
くじゃくのみち【孔雀の道】
陳舜臣の長編推理小説。昭和44年(1969)刊。神戸を舞台に、日英混血の女性が自身の親の過去をひもといていく。著者は本作と「玉嶺よふたたび」で第23回日本推理作家協会賞を受賞。