きく【掬】
[人名用漢字] [音]キク(漢) [訓]すくう むすぶ 水をすくう。「掬水/一掬」
きく・する【掬する】
[動サ変][文]きく・す[サ変] 1 両手で水などをすくいとる。「水を—・して喉を湿(うる)おし」〈竜渓・経国美談〉 2 気持ちをくみとる。推し量って理解する。「真情を—・する」 3 手にすくい...
すくい【掬い/抄い】
1 すくうこと。すくいとること。「金魚—」「どじょう—」 2 「掬い撥(ばち)」の略。
すくい‐あ・げる【掬い上げる】
[動ガ下一][文]すくひあ・ぐ[ガ下二]すくって引き上げる。「魚を網で—・げる」
すくい‐あみ【掬い網】
竹や針金などの枠に袋状の網と柄(え)を取り付けたもの。昆虫・魚などをすくいとるのに用いる。叉手(さで)網・たも網・四つ手網など。すくいだま。
すくい‐と・る【掬い取る】
[動ラ五(四)] 1 すくって取る。手のひらやさじなどで、表面に近い部分を取る。「あくを—・る」 2 雑多なものの中から選び取る。注意深くより分ける。「日常の小さな幸福を—・り描いた小説」「弱者...
すくい‐なげ【掬い投げ】
1 相撲のきまり手の一。まわしを取らず、差し手を返して、相手をわきの下からすくうように投げる技。 2 柔道で、相手の投げを外し、後方から相手のまた下に手を入れ、持ち上げて逆さまに投げる技。以前は...
すくい‐ばち【掬い撥】
三味線および筑前琵琶の弾き方で、撥先で弦を下からすくい上げるようにして弾き鳴らすもの。
すく・う【掬う/抄う】
[動ワ五(ハ四)] 1 手のひらやさじなど、くぼんだ形のものを使って、液状・粉末状のものの表面に近い部分を、えぐるようにして取り出す。また、手のひらやさじなどで、液体の表面に浮いているものやその...
むす・ぶ【結ぶ】
[動バ五(四)] 1 ひもなど、細長いものを組んでつなぐ。また、結び目をつくる。「髪を—・ぶ」「包帯を—・ぶ」 2 手の指をからませるなどして形をつくる。 ㋐(ふつう「掬ぶ」と書く)手のひらを組...