も【摸】
[音]モ(呉) ボ(漢) 1 手さぐりする。「摸索」 2 手本をまねる。「摸擬・摸写・摸倣/臨摸」 [補説]「摹」は異体字。 [難読]掏摸(すり)・自摸(ツーモー)
も‐ぎ【模擬/摸擬】
[名](スル)本物や実際の場合と同じようにすること。「—実験」「外邦の風を—せしものにして」〈雪嶺・真善美日本人〉
も‐さく【模作/摸作】
[名](スル)すでにあるものを手本として、似せて作ること。また、その制作物・作品。ぼさく。「ロダンの彫刻を—する」
も‐さく【模索/摸索】
[名](スル)手さぐりで探し求めること。ぼさく。「解決の道を—する」「暗中—」
も‐しゃ【模写/摸写】
[名](スル)似せて写すこと。実物どおりに写しとること。また、そのもの。「壁画を—する」「声帯—」
も・す【模す/摸す/摹す】
[動サ五]「も(模)する」(サ変)の五段化。「ギリシャ彫刻を—・す」 [動サ変]「もする」の文語形。
も・する【模する/摸する/摹する】
[動サ変][文]も・す[サ変]ある形に似せて作る。まねる。また、ひきうつして書く。「京都を—・した町並み」「器上に—・するところの図画を」〈中村訳・西国立志編〉
も‐ぞう【模造/摸造】
[名](スル)本物に似せてつくること。また、そのもの。「撮影用に—した建物」「—品」
もぞう‐し【模造紙】
化学パルプで抄造(しょうぞう)した上質の紙。表面は滑らかで光沢があり、印刷・筆記用紙や包装紙とする。元来は、明治初年に印刷局特製のミツマタを用いた局紙を欧州で亜硫酸パルプを用いて模造したもの。
もぞう‐しんじゅ【模造真珠】
真珠を模して作ったもの。プラスチック製・ガラス製などがある。フェイクパール。