すり‐いも【擂り芋】
ヤマノイモの根をすりおろしたもの。そのまま醤油や酢で食べたり、だしでのばしてとろろ汁にしたりする。
すり‐え【擂り餌】
小鳥のえさで、ぬか・魚・草などをすりつぶしたもの。
すり‐えび【擂り蝦】
エビをゆでて乾かし、すりつぶしたもの。そぼろなどに用いる。
すり‐おろ・す【磨り下ろす/摺り下ろす/擂り下ろす】
[動サ五(四)]すって細かくする。すって、砕いたりまた粉にしたりする。「墨を—・す」「わさびを—・す」
すり‐ぎ【擂り木/摺り木】
「擂り粉(こ)木」に同じ。
すり‐くだ・く【擂り砕く/磨り砕く】
[動カ五(四)]すって小さく砕く。すりつぶす。「アワを—・いて小鳥に与える」
すりこ‐ぎ【擂り粉木/摺り子木】
1 すり鉢で、物をするのに用いる棒。サンショウの木が良材とされる。れんぎ。あたりぎ。すりぎ。 2 《すりこぎは、使うに従って短くなるところから》少しも進歩せず、かえってだんだん退歩する人をあざけ...
擂(す)り粉木(こぎ)で芋(いも)を盛(も)る
「擂り粉木で腹を切る」に同じ。
擂(す)り粉木(こぎ)で腹(はら)を切(き)る
不可能なことのたとえ。連木(れんぎ)で腹を切る。杓子(しゃくし)で腹を切る。擂り粉木で芋を盛る。
すり‐つぶ・す【磨り潰す/擂り潰す】
[動サ五(四)] 1 すって細かく砕く。すって原形をなくする。「大豆を—・す」 2 財産をなくす。財産を使い果たす。「道楽して身代を—・す」