ぎ‐ま【擬麻】
綿糸・綿織物などに加工を施し、麻に似た風合いをもたせたもの。
ぎま‐かこう【擬麻加工】
綿織物やレーヨンなどに糊(のり)状物質を付加したり、強アルカリによる処理で収縮させたりして、麻のような硬い感触と外観を与える加工。擬麻法。
ぎ‐もんじょうしょう【擬文章生】
平安時代、大学寮で詩文や歴史を学び、寮試に及第した者。文章生になるにはさらに試験があった。擬生(ぎそう)。
ぎ‐よう【擬蛹】
昆虫の変態の過程に現れる、蛹(さなぎ)に似た形態。過変態をするツチハンミョウ類などで見られる。
ぎ‐ようせい【疑陽性/擬陽性】
検査の結果が陽性と陰性の中間であるもの。
ぎ‐ようひし【擬羊皮紙】
⇒硫酸紙
ぎ‐らんすう【擬乱数】
⇒疑似乱数
ぎ‐りつ【擬律】
裁判所が判決において法規を具体的な事件に適用すること。
けすらい【擬ひ】
《動詞「けすらう」の連用形から》それと感じられるようす。そぶり。趣向。「いみじう歌の品(しな)も出で来、ふるまへる—ともなるなり」〈無名抄〉
けすら・う【擬ふ】
[動ハ四]《「けずらう」とも》化粧する。装う。「男女のつくろひ—・ひたる顔の色」〈雑談集・四〉