ほう‐じょう【放生】
捕らえた魚や鳥を放してやること。
ほうじょう‐いん【放生院】
京都府宇治市にある真言律宗の寺。山号は、雨宝山。正しくは放生院常光寺。推古天皇12年(604)聖徳太子の願いにより秦(はた)河勝の創建と伝えられる。境内に宇治橋断碑がある。通称、橋寺(はしでら)。
ほうじょう‐え【放生会】
供養のために、捕らえた生き物を池や野に放してやる法会。殺生戒に基づくもので、奈良時代より行われ、陰暦8月15日の八幡宮の祭りに催され、石清水八幡宮のものが有名。《季 秋》
ほうじょう‐ち【放生池】
捕らえた魚類などを放してやるために設けた池。→放生会(ほうじょうえ)
ほうじょう‐でん【放生田】
平安時代、収穫を放生会の費用にあてるため諸国に置かれた不輸租田。