ゆう‐じょう【有情】
[名・形動] 1 心のあること。人間としての感情があること。また、そのさま。「—なるが故に相聚合し、有欲なるが故に相協力す」〈逍遥・当世書生気質〉 2 感情や感覚をもつこと。
ゆうそく‐か【有職家】
朝廷や公家の儀式や行事の典故に通じている人。故実家。
ゆう‐づくよ【夕月夜】
[名]「ゆうづきよ」に同じ。 [枕] 1 がほの暗いことから、地名の「小倉(をぐら)」にかかる。「—をぐらの山に鳴く鹿の」〈古今・秋下〉 2 夕月は夜中に沈み、暁は闇であることから、「暁闇...
ゆた【寛】
[形動ナリ]ゆったりと心が落ち着いているさま。「海原の路に乗りてや我(あ)が恋ひ居らむ大舟の—にあるらむ人の児(こ)故に」〈万・二三六七〉
よこどり‐そうち【横取り装置】
鉄道の保守作業等に使用する車両を、保線基地から本線に引き込むために、線路に設けられている分岐装置。 [補説]係員が手作業で切り替えを行うため、作業車を本線に出入りさせた後、元に戻し忘れると、脱線...
よさ・す【寄さす/任さす】
[動サ四]《動詞「よ(寄)す」の未然形+尊敬の助動詞「す」から。後世「よざす」とも》おまかせになる。委任なさる。「皇神等(すめがみたち)の—・しまつるが故に」〈祝詞・祈年祭〉
よ‐な・れる【世慣れる/世馴れる】
[動ラ下一][文]よな・る[ラ下二] 1 世間の事情に通じている。世故にたける。「—・れた物腰」 2 異性との交際に通じている。「怪しく様変はりて—・れたる人ともおぼえねば」〈源・夕顔〉
りょこうじこたいさくひよう‐ほけん【旅行事故対策費用保険】
旅行業者が企画した海外旅行または国内旅行の行程中に旅行者が事故に遭遇し、旅行業者が見舞費用・救援者費用・社員派遣費用など各種費用の支出を負担することになった場合にその費用損害を塡補する目的の保険。
りんじひよう‐ほけんきん【臨時費用保険金】
火災保険などで、事故によって保険対象物が損害を受けたとき、それにより臨時に生じる費用を一定の範囲内で補償する保険金。
るい‐どう【類同】
[名・形動]似かよっていること。同じ種類であること。また、そのさま。同類。「—性」「是等の—なる諸点あるが故に」〈透谷・厭世詩家と女性〉