たび‐たこく【旅他国】
故郷を離れて他国へ旅をすること。「身を楽に—致せども」〈浄・氷の朔日〉
たび‐の‐そら【旅の空】
1 旅行していて眺める空。 2 旅行先の土地にいること。家郷を離れている境遇。「—にあって故郷を思う」
タルタラン【(フランス)Tartalin】
ドーデの小説。「タラスコンのタルタラン」「アルプスのタルタラン」「タラスコン港」の三作がある。また、その主人公の名。タラスコンを故郷とする冒険家で、ほらふきで陽気な人のいい典型的南仏人として描かれる。
ダモイ【(ロシア)domoy】
《家へ、故郷へ、故国へ、の意》帰国。帰還。第二次大戦後、シベリアからの帰還兵が持ち帰った語。
つきせ‐ぬ【尽きせぬ】
[連語]尽きることがない。いつまでも変わらない。「—故郷への思い」→尽きす
てん‐がい【天涯】
1 空のはて。「彗星が—から来って」〈魯庵・社会百面相〉 2 故郷を遠く離れた地。「如何に—の遊子たる予自身を憫みしか」〈芥川・開化の殺人〉
ディアスポラ【(ギリシャ)Diaspora】
《散らされた者の意》離散して故郷パレスチナ以外の地に住むユダヤ人。また、その共同体。
デラシネ【(フランス)déraciné】
根無し草。転じて、故郷や祖国から切り離された人。
とぎれ‐がち【途切れ勝ち】
[名・形動]話や関係などが、ややもすると途切れそうになるさま。「—に語る」「—な故郷の便り」
とくさ【木賊】
謡曲。四番目物。世阿弥作と伝える。都の僧が、父を尋ねたいという少年松若を連れてその故郷信濃へ下り、木賊を刈っている老いた父を見つける。