ちり‐みだ・れる【散(り)乱れる】
[動ラ下一][文]ちりみだ・る[ラ下二]入り乱れて散る。乱れ散る。「強風に葉が—・れる」
ちり‐も【散藻/塵藻】
接合藻目チリモ亜目の緑藻の総称。単細胞で、湖沼・湿原・水田などにみられる。ツヅミモ・ミカヅキモ・クンショウチリモなど。
ちり‐れんげ【散り蓮華】
1 散った蓮(はす)の花びら。 2 《1に似ているところから》陶製のさじ。れんげ。
ち・る【散る】
[動ラ五(四)] 1 花や葉が、茎や枝から離れて落ちる。「花が—・る」 2 ㋐まとまっていたものがばらばらになって広がる。断片となって方々へ飛ぶ。「ガラスが粉々に—・る」「波が—・る」「火花が—...
ちろ‐ぼ・う【散ろぼふ】
[動ハ四]「ちりぼう」に同じ。「かやうの所には、食ひ物—・ふものぞかしとて」〈宇治拾遺・四〉
はららが・す【散がす】
[動サ四]《古くは「はららかす」》ばらばらに散らす。「敵ヲ—・ス」〈和英語林集成〉 「沫雪のごとくし、以て蹴(くゑ)—・し」〈神代紀・上〉
はらら・ぐ【散ぐ】
[動ガ四]《古くは「はららく」》ばらばらになる。〈和英語林集成〉「其の土は白くして—・けり」〈史記夏本紀鎌倉期点〉
ばら【散】
1 もともと、ひとまとまりとして扱われていた物が、一つ一つ別になった状態。また、そのもの。「—で売る」「—にする」 2 「散銭(ばらせん)」の略。
ばら‐うり【散売り】
[名](スル)通常はまとめて売るものを分けて売ること。「組み皿を—にする」
ばら‐お【散緒】
細い緒を何本もより合わせて作った鼻緒。「—の雪踏(せった)音高く」〈浮・一代男・三〉