さん【散】
粉末の薬。こなぐすり。「実母—」「敗毒—」
さん【散】
[音]サン(呉)(漢) [訓]ちる ちらす ちらかす ちらかる [学習漢字]4年 1 四方にちらばる。ばらばらになる。ちらす。「散会・散華(さんげ)・散在・散乱/雲散・解散・四散・集散・退散・発...
さん‐い【散位】
《連声(れんじょう)で「さんに」とも》 1 律令制で、位階だけで官職のないこと。また、その人。 2 「散位寮」の略。
さん‐いちい【散一位】
位は一位であっても、一位相当の官職に就いていないこと。また、その人。
さん‐いつ【散逸/散佚】
[名](スル) 1 まとまっていた書物・収集物などが、ばらばらになって行方がわからなくなること。散失。「研究資料が—する」 2 ある物質系がもつエネルギーが主に熱となって失われること。
さんいつ‐かてい【散逸過程】
熱平衡にない物質系において、摩擦によって力学的エネルギーや電気エネルギーが熱に転化する不可逆変化。熱力学における自由エネルギーの減少に相当する。しばしば秩序だった巨視的な構造が生み出される場合が...
さんいつ‐こうぞう【散逸構造】
平衡状態ではない散逸過程の下にある物質系で、自己組織化によって形成される巨視的な構造。ベナール対流やベロウソフジャボチンスキー反応などが知られる。
さんい‐りょう【散位寮】
律令制で、式部省に属し、文武官の散位に関することをつかさどった役所。
さん‐かい【散会】
[名](スル) 1 会合が終わって、人々が別れ去ること。「会議は八時に—する」 2 取引市場で、その日の立ち会いが終了すること。
さん‐かい【散開】
[名](スル) 1 広く散らばること。 2 戦闘のとき、敵の銃砲からの損害を少なくするため、各兵が間隔をおいて散らばること。「—して、戦闘態勢に入る」