し・く【如く/若く/及く】
[動カ五(四)] 1 同じ程度の能力や価値などをもつ。匹敵する。多く、あとに打消し・反語の表現を伴って用いる。「実力では彼に—・く者はいない」 2 追いつく。到達する。「吾が愛妻(はしづま)にい...
しこ‐の‐みたて【醜の御楯】
天皇の楯となって外敵を防ぐ者。武人が自分を卑下していう語。「今日よりは顧みなくて大君の—と出で立つわれは」〈万・四三七三〉
しし‐がき【鹿垣/猪垣】
竹や枝つきの木で粗く編んだ垣。獣が田畑に侵入するのを防ぐためのもの。また、戦場で敵を防ぐのにも用いた。鹿砦(ろくさい)。鹿矢来。《季 秋》「—の門鎖し居る男かな/石鼎」
しず・める【沈める】
[動マ下一][文]しづ・む[マ下二]《「静める」と同語源》 1 沈むようにする。沈ませる。「敵の旗艦を—・める」「魚礁を—・める」⇔浮かべる。 2 下の物にめり込ませる。「ソファーに深々とからだ...
しそう‐せん【思想戦】
宣伝や風評などで敵国民の思想を混乱させる謀略。
したが・える【従える/随える】
[動ア下一][文]したが・ふ[ハ下二] 1 引き連れて行く。伴って行く。「部下を—・えて視察する」 2 相手を自分の思いどおりにする。服従させる。「敵を—・える」
しちきおち【七騎落】
謡曲。四番目物。石橋山の合戦に敗れた源頼朝が船で落ちのびるとき、一行が源氏に不吉とされる8騎なので、土肥実平の子遠平を残すが、遠平は敵方の和田義盛に助けられる。
しちしょう‐しちきん【七縦七擒】
《三国時代、蜀の諸葛孔明が敵将の孟獲(もうかく)を捕らえては逃がしてやることを7回繰り返した末に、孟獲を心から心服させたという「蜀志」諸葛孔明伝・注の故事から》相手を自分の思いどおりに自由自在に...
しちはかせ‐じけん【七博士事件】
明治36年(1903)東京帝大教授戸水寛人(とみずひろんど)・金井延ら七人の博士が対露強硬論を主張する意見書を発表してロシアを敵視する世論を喚起した事件。
しっ‐ち【失地】
1 敵に奪われた土地。 2 他に奪われた勢力範囲。失った地位や地盤。「—回復」