へいぼん【平凡】
二葉亭四迷の小説。明治40年(1907)発表。もと文士の下級官吏が回想の形で、作者自身の人生観・文学観を示し、文壇を風刺した作品。
へびとのけいやく【蛇との契約】
《原題、(イタリア)Il patto col serpente》イタリアの英文学者・文筆家のプラーツによるロマン主義の時代を主題とした美学評論。1972年刊。
へびにピアス【蛇にピアス】
金原ひとみの短編小説。平成15年(2003)発表。同年、第27回すばる文学賞、第130回芥川賞受賞。著者のデビュー作。平成20年(2008)映画化。
へん‐じゅつ【編述】
[名](スル)文章をつづりまとめること。「文学史を—する」
ヘール【George Ellery Hale】
[1868〜1938]米国の天文学者。ヤーキス天文台・ウィルソン山天文台・パロマー山天文台の創設者。また、太陽の研究にも多くの業績を残した。
ヘール‐の‐ほうそく【ヘールの法則】
太陽磁場の極性が約22年周期で反転して元に戻るという法則。その周期は黒点相対数が約11年周期で変化するシュワーベ周期の2回分に等しい。米国の天文学者ジョージ=ヘールが発見した。
ベイリー‐ビーズ【Baily's beads】
皆既日食の開始直前および終了直後、または金環食の開始直後および終了直前に、月の輪郭の谷間だけから太陽の光が漏れ、数珠状に連なって見える現象。1836年に英国の天文学者F=ベイリーが確認した。ベイ...
べっせかいつうしん【別世界通信】
荒俣宏の著作。昭和52年(1977)刊。トールキン、ウェルズなど、英米の主要なファンタジー文学を紹介。平成14年(2002)には大幅な増補改訂を行った「新編別世界通信」を出版。
ベッセル‐だえんたい【ベッセル楕円体】
1841年にドイツの天文学者ベッセルが導いた準拠楕円体。日本では近代測量が始まった明治時代以来、同楕円体が採用されたが、平成14年(2002)よりGRS80楕円体に置き換えられた。
ベッセル‐ねん【ベッセル年】
《Besselian year》平均太陽の赤経が18時40分に達した瞬間を年初とする回帰年。長さは1太陽年に等しい。暦年上の長さは閏(うるう)年のため一定でなく、天体の位置推算上不便なので、ドイ...