うずまき
(うづまき)上田敏の中編小説。明治43年(1910)発表。詩人・英文学者として知られる著者による唯一の小説。 (渦巻)渡辺霞亭による長編の家庭小説。華族の家督相続争いの中で苦難を乗り越えてい...
うずもれたはる【埋れた春】
秋田雨雀の戯曲。明治45年(1912)、雑誌「早稲田文学」に発表。全2幕。大正3年(1914)、美術劇場により初演。
うたまくら【歌枕】
中里恒子の小説。昭和48年(1973)刊行。第25回読売文学賞受賞。
う‐ちゅう【宇宙】
1 あらゆる存在物を包容する無限の空間と時間の広がり。 ㋐哲学では、秩序ある統一体と考えられる世界。コスモス。 ㋑物理学的には、存在し得る限りのすべての物質および放射を含む空間。 ㋒天文学では、...
うちゅう‐しんかろん【宇宙進化論】
宇宙の始まりから現在を経て未来に至る進化を研究する天文学の一分野。
うちゅう‐の‐きょりはしご【宇宙の距離梯子】
天文学において、地球から宇宙のある天体までの距離を近距離から遠距離まで、異なる測定法を梯子のように継ぎ足して間接的に測定すること。系外銀河のように遠方の天体までの距離を直接測定することは不可能な...
うちゅうのちょうわ【宇宙の調和】
《原題、(ラテン)Harmonice mundi》ケプラーの著した天文学書。1619年刊。ケプラーの第3法則(惑星の公転周期の2乗と太陽からの平均距離の3乗が比例する)を提唱。世界の調和。→ケプ...
うつしみ
上田三四二の随筆。昭和53年(1978)刊行。副題「この内なる自然」。闘病を通じて死と向き合い、自然と身体の一体化を模索する自身の姿を描く。昭和54年(1979)、第7回平林たい子文学賞を受賞。
うまいちはてて【馬市果てて】
千葉治平の小説。昭和28年(1953)、家の光協会が主催する第1回地上文学賞受賞。戦争後、斜陽となっていく馬市を題材とする。
ウマルハイヤーム‐びょう【ウマルハイヤーム廟】
《Ārāmgāh-e Omar Khayyām》イラン北東部の古都ネイシャーブール近郊にある霊廟。四行詩集「ルバイヤート」の作者として知られる中世ペルシアの詩人ウマル=ハイヤームを祭る。ハイヤー...