し‐が【歯牙】
1 歯と牙(きば)。また、歯。 2 言葉。口先。「暗殺攘夷の論は固(もと)より—に留るに足らず」〈福沢・文明論之概略〉
しきしょう【史記抄】
室町中期の、「史記」の注釈書。19巻。桃源瑞仙著。文明9年(1477)成立。当時の口語で注釈したもの。史記桃源抄。
し‐ぐ【至愚】
[名・形動]非常におろかなこと。また、そのさま。「—なる者も甚だ少なく至智なる者も甚だ稀なり」〈福沢・文明論之概略〉
し‐こう【私交】
[名](スル)個人的な交際。内々の付き合い。「一人と一人との—に於ては」〈福沢・文明論之概略〉
しぜんけんきゅう【自然研究】
《原題、(フランス)Les Études de la nature》サンピエールの著作。3巻を1784年に刊行。1788年、4巻構成とした際に収められた恋愛小説「ポールとビルジニー」は、著者によ...
し‐たつ【四達】
[名](スル)道が四方に通じていること。また、影響などが四方に及ぶこと。四通。「文明—の地」「江戸を以て京城として京都あるを知らず。然れども近者皇化—し」〈村田文夫・西洋聞見録〉
し‐ち【至知/至智】
[名・形動]この上なくすぐれた知恵。また、それのあるさまや、それをもつ人。「至愚なる者も甚だ少なく—なる者も甚だ稀なり」〈福沢・文明論之概略〉
し‐ちょう【至重】
[名・形動]この上もなく大切であること。きわめて重大であること。また、そのさま。「日本将来の文明をいかにすべきかは至難にして—なる問題である」〈阿部次郎・三太郎の日記〉
し‐とく【私徳】
自分一身だけに関する徳目。節約・勉強など。「宗教は一身の—に関係するのみにて」〈福沢・文明論之概略〉
シビリゼーション【civilization】
《「シビライゼーション」とも》文明。文明化。