からくさ‐がわら【唐草瓦】
唐草文様のある軒瓦。軒平瓦(のきひらがわら)のこと。
からくさ‐もんよう【唐草文様】
つる草が波状または四方に伸びているような曲線文様。ギリシャ・ペルシアなど世界各地で古くから使われ、日本には唐から伝わった。葡萄(ぶどう)唐草・牡丹(ぼたん)唐草などがある。
から‐はな【唐花】
1 中国から渡来した花文様。4弁のものが多く、5弁・6弁もある。花弁の先に入隅(いりすみ)のあるのが特徴。 2 紋所の名。1をかたどったもの。
からはな‐ふせんりょう【唐花浮線綾】
文様の名。唐花を正面から見た形を中心に一つ置き、側面から見た形を周囲に五つならべた浮線綾。
ガス‐じま【ガス縞】
ガス糸で織り出した縞文様の綿織物。
が‐とう【瓦当】
軒丸瓦(のきまるがわら)の先端の円形または半円形の部分。文様のある面。また、軒平瓦(のきひらがわら)の文様面もいう。
がら‐ぞめ【柄染(め)】
文様を染め出すこと。また、その染め物。
きく‐からくさ【菊唐草】
1 オオバコ科の多年草。山地に生え、茎は地をはう。葉は羽状に深く裂けていて、唐草文様を思わせる。夏、白い小花をつける。近畿・四国に分布。ほろぎく。きくがらくさ。 2 唐草文様に菊の花をあしらった模様。
きくじん‐の‐ほう【麹塵の袍】
天皇が賭弓(のりゆみ)、臨時祭、5月の競(くら)べ馬などの略儀に着用する袍。麹塵色で、文様は黄櫨染(こうろぜん)と同様に桐・竹・鳳凰(ほうおう)を表す。近世では尾長色唐草も使われた。青色の袍。
きちじょう‐もんよう【吉祥文様】
祝意をあらわすのに用いる文様。松竹梅・蘭(らん)・菊・瑞雲(ずいうん)・鶴亀(つるかめ)・鳳凰(ほうおう)・宝づくしなど。