ぎょ‐もん【魚文/魚紋】
1 魚の形・うろこなどの模様。 2 魚が泳いだため水面にできる波紋。
くう‐ぶん【空文】
実際の役に立たない文章。効力のない文書。法規などにいう。「—化した条約」
くじ‐ぶみ【公事文】
1 室町時代、将軍の用事を書いた手紙。 2 訴訟の文書。
くだし‐ぶみ【下文】
上位者が下位者あてに下した公文書。平安時代から中世、院の庁・摂関家・将軍家・政所(まんどころ)などから、それぞれの支配下にある役所や人民などに出された。書き出しに「下(くだす)」の文言がある。
くに‐ぶみ【国文】
平安時代、国司から献上品に添えて朝廷に奉った文書。
く‐もん【公文】
1 律令時代の公文書(こうぶんしょ)の総称。諸国から中央政府に出した大計帳・正税帳・朝集帳・調庸帳を特に四度(しど)の公文という。 2 中世、荘園の文書の取り扱い、年貢の徴収などをつかさどった荘...
くやみ‐ぶみ【悔(や)み文】
「悔やみ状」に同じ。
けいてんしゃくもん【経典釈文】
中国の文字研究書。30巻。唐の陸徳明編。経書と老子・荘子に使われている文字の訓詁(くんこ)と反切(はんせつ)を取り上げ、多くの学者の解釈や諸本での異同を記したもの。唐代の漢字音や経書解釈を知る貴...
けい‐ぶん【奎文】
《「奎」は星座の名で、文運をつかさどる星》文物。文学。文教。「—にわかに興る」
けさだすき‐もん【袈裟襷文】
銅鐸(どうたく)の文様の一。斜め格子文の縦帯と横帯を直交させて鐸身を2列二段ないし三段に区切ったもの。